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金沢大学 × GSE

VR導入実験授業の実施 -異文化コミュニケーションの体験型学習

スーパーグローバル大学(SGU)創成支援事業に採択されている金沢大学は、グローバル社会を牽引する人材育成、輩出の実現を目指して、金沢大学ブランドの確立を進めています。金沢大学のSGU事業は特定の担当部署だけではなく、教員、事務局、学生等、いろいろな視点やアイディア、新しい技術を取り入れながら全学的に取り組んでいます。

 SGU事業を進める中で、VRの特性である他人の視点に立つことで経験しながら学べる点に着目し、楽しみながら学習することによるモチベーションの向上、日本では学習しづらいような実践的なコミュニケーション力の習得といった効果を目指してVR活用の実験授業を行うことになりました。(2020年2月初旬に実施)

GSEは、教育コンサルティングとしてVRを使った実験授業の企画、カリキュラム開発、授業の実施・運営を行いました。

企画のリサーチにおいて、在日ネイティブから、来日当初は日本人のコミュニケーションの仕方には違和感を感じる部分が多かったという声があり、異なる文化のコミュニケーションにおいては、言語力だけではうまくいかず、文化に応じた適切な振る舞いが求められることがわかりました。
また、日本人の海外留学経験者から、留学当初に一番困ったのは意外とパーティーに誘われた時であり、こういった社交場でのスタートを失敗するとその後の留学生活で苦労するという声が得られました。
そういった声を参考に、外国特有の社交の場で、かつ、留学するとよく遭遇する、庭先バーべーキューを舞台に、その空間の中での体験を通して自然で実践的なコミュニケーションを学ぶというVRならではの授業を企画しました。

授業は大学の教室で行い、主旨や表現などの知識面を補うインプット、実際のVRで実践するVR、VR内での学びを振り返り新しい気づきや定着を促すリフレクション、の3つのパーツ分けることで、リアルとバーチャルの学び方の長所を活かした設計となりました。

VR部分ではバーチャルリアリティの世界にアバター(自身の分身となるキャラクター)を使ってログインします。
それぞれのアバターにはペルソナ(架空の人物像)を設定し、VRの世界ではその人物として演じ、振舞うことで、失敗への恐怖の軽減、自分ではなく他人の視点に立って得られる気づき、演じることを通した積極的な参加、自身で考えながら演じる楽しさを感じることなどの効果が得られました。カリキュラムにおいては、その空間にいるかのようなVR体験を通して、細かい言葉選び、立ち去るタイミング、仕草、声のトーンなど、ネイティブが自然と感じる細かいコミュニケーション力を体感しながら学べる、まったく新しいVR活用授業となりました。

金沢大学 × GSE

*柴田副学長・理事(教育担当)は2020年3月に退職

スーパーグローバル大学創成支援事業とは?(文部科学省 Sgu支援事業ウェブサイトより引用)

文部科学省では、世界トップレベルの大学との交流・連携を実現、加速するための新たな取り組みや、人事・教務システムの改革、学生のグローバル対応力育成のための体制強化など、国際化を徹底して進める大学を重点支援するため、2014年から「スーパーグローバル大学創成支援事業」を実施しています。同事業には世界レベルの教育研究を行う大学「タイプA(トップ型)」(13大学)と日本社会のグローバル化を牽引する大学「タイプB(グローバル化牽引型)」(24大学)の37大学が採択され、徹底した国際化と大学改革を進めています。

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